清水雅広（しみずまさひろ）は1987年日本人最速ライダー
この年、日本のエース平忠彦選手が世界グランプリに渡り、八代俊二選手が平選手を追いかけるように世界グランプリGP500ccクラスのフル参戦へと海を渡りました。
次に世界挑戦をするならば、この清水雅広選手だろうと、誰もが思っていました。
そして、もし世界チャンピオンを獲りに行けるとするならば、この清水選手だろう。
そう、それだけの可能性を感じさせる選手でした。
清水雅広選手について
清水選手のレース歴は高校3年生から。
1982年 レースデビュー(高校3年生)
1983年 全日本ロードレース選手権 ノービス125ccクラス ランキング4位
1984年 全日本ロードレース選手権 国際B級125ccクラス チャンピオン
1985年 全日本ロードレース選手権 国際A級250ccクラスで初優勝 ランキング4位
1986年 その速さを認められ、シーズン途中からHONDAのワークスマシンNSR250の貸与を受ける
’86年の全日本ランキングは3位。最終戦の鈴鹿では、翌年の250ccクラス世界チャンピオン アントン・マンクを追いかけ回すなど、世界GPのトップライダーと互角の速さを垣間見せました。
▼▼これがそのときのレースです。
そしていよいよチャンピオンを狙うために迎えたのが、1987年！
味の素ホンダ・レーシングチームのイメージカラーTERRAブルーに身を固め、万全の体制でシーズンに臨みました。
清水雅広1987年の戦績
第2戦 筑波 優勝
第3戦 鈴鹿 2位
第4戦 筑波 優勝
第5戦 菅生 2位
第6戦 鈴鹿200km 優勝
第7戦 筑波 優勝
第8戦 菅生 優勝
第9戦 筑波 優勝
第10戦 菅生 2位
第11戦 鈴鹿 欠場
第12戦 筑波 優勝
世界選手権 第15戦 アルゼンチンGP 3位
まさに無敵といっても良い成績。
強いです。速いです。まさに日本人最速ライダーでした。
これが、1987年の清水雅広選手です。
そして、1988年、世界GP250ccクラスへのフル参戦を果たすのです。
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