田口益充選手について
田口 益充(たぐち ますみつ、1964年1月22日-)
奈良県出身のオートバイレーサーで、1987年の全日本ロードレース選手権TT-F3クラスチャンピオン。
TT-F3、GP250ccを主な戦場として戦った日本のトップライダーです。
田口益充選手の経歴
1985年 国際B級に昇格 GP250ccクラスランキング4位
1986年 国際A級に昇格
全日本ロードレース選手権 GP250ccクラス ランキング13位
全日本ロードレース選手権 TT-F3クラスランキング6位
このときのマシンが2ストローク車のNS250。にもかかわらず、入賞を繰り返す田口選手はファクトリーの注目を浴び、ホンダのワークスライダーに抜擢された。
1987年 HRCのワークスライダーとして早速TT-F3クラスのチャンピオンを獲得した。(3勝)
HONDA RVF400としては3連覇(前年、前々年のチャンピオンは同じHONDAの山本陽一選手)
1988年 TT-F3クラス ランキング2位。
同年、シーズン序盤には250ccクラスへもWエントリーしていて、そちらでもランキング7位(2勝)
この年に記事タイトルイラストのRCB400に跨ったのですが、熟成しきらず、途中でRVF400に戻りました。
(RCB400の後任ライダーは黒川武彦選手)
1989年 全日本ロードレース選手権 GP250ccクラス ランキング3位。
1990年 全日本ロードレース選手権 GP250ccクラス ランキング3位。
1992年 TT-F1クラスにプライベーターとして参戦。
1993年 KawasakiからGP250ccクラス参戦(X-09)
参戦中にカワサキの撤退が発表され、田口選手自身も、そのまま全日本ロードレース選手権を引退。
それ以降は、個人としてモトクロスやエンデューロなどのオフロードレースに出場しています。
引退後、埼玉県東松山市の有限会社田口設備を経営していらっしゃるとのことです。
HONDA RCB400
RCB400!そう聞いた時に「え!?」と思いました。
同じHONDAからは既に主戦力としてRVF400が送り込まれていて、実際に全日本選手権で3連覇をしていたわけです。
そこにあえて、RCB400を放り込んでくる!
さすがHONDA!というべきか?はたまた???
確かに、エンジン型式は異なっており、RVF400のV4(v型4気筒)エンジンに対して、RCB400はインライン4、直4(直列4気筒)エンジン!
実は8時間耐久オートバイレースでも、RVFが強い!
HONDAの主流はV4エンジン。王道はV4エンジン!となっているように見えたわけです。
でも、じゃぁ本当に直4に可能性はないのか?
「ふざけんな!やってやるぜ!見てろよコラッ!!(怒)」という直4関係開発者たちの一揆だったのかな?と思いました。
カウルを外せば、ギンギラギンのアルミフレームの形状が異彩を放ち、もう完全にシビれる造形なわけです。
(森脇さんのZORO-Zなどもそうでしたね。。。)
オートバイのやばい専門雑誌、RACERSさんによりますと、以下のような証言が……。
だってこのフレーム、車体デザインですよ。
担当したのはスズキ→カワサキ→HRCと渡り歩いた「鬼才」平松さん。
とあるヤマハのレース関係者によれば、
「’80年代の国内需要をけん引していたのは、まぎれもなくF3クラスで、
そのレーサー開発の予算はナナハン(F1クラス)と同等かそれ以上だった」
とのこと。
引用元:RACERSさんのサイト
http://racers.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/vol28-8dce.html
そんなわけで、大注目のRCB400でございました。
田口益充選手の動画
▼▼1987年のTT-F3田口選手
https://youtu.be/oh2qqoIExI0
▼▼1988年GP250ccクラスでのvs本間俊彦選手
田口益充選手、世界選手権での主な戦績
1987年から1991年までの5年間。
田口選手はロードレース世界選手権(いわゆる世界グランプリ)の日本GPにスポット参戦しています。
その戦績は以下の通りです。
1988年 WGP250cc 味の素ホンダ NSR250 10位
1989年 WGP250cc 味の素ホンダ NSR250 16位
1990年 WGP250cc エンデュランス NSR250 9位
1991年 WGP250cc エンデュランス NSR250 4位
1991年の4位!表彰台まであと1歩でしたね。
▼▼こちらは1990年ですかね。
https://www.instagram.com/p/B1ZjzUrHUar/?utm_source=ig_web_copy_link
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