ロケットスタートと言えばこの人、ロン・ハスラム
ロナルド・ロン・ハスラム(Ronald Haslam, 1956年6月22日 – )
イギリス出身のロン・ハスラム選手は今で言うならmotoGPのレーサーです。
ハスラム選手が主に参戦していたのは世界最速を競うWGP500ccクラス。
我々も目撃したのはそのロケットスタート!
明らかに速かったですよね。
何なんだろう?その速さの秘密は?
とにかく速い!だいたい予選のスターティンググリッド2列目から、ドッカーン!!って前に出て、1コーナーに突っ込んでいく感じ。
シビレますよね。
我々世代には完全に記憶に残るライダーでした。
見つけやすいんですよね。
スタートは速いし、ヘルメットのデザインはシンプルで分かりやすいし。
分かります?覚えています?真っ白なヘルメットに赤い文字でロン・ハスラムのイニシャル「RH」それが1コーナーに突っ込んでくるんです。記憶に残らないわけがないですよね?
elfプロジェクトの開発ライダー
エルフプロジェクト
斬新な車体設計。
オートバイの基本設計は、ほとんどお約束の上でつくられていましたが、そこに一石を投じたのがelfプロジェクトです。
4輪のルノー・エルフそのエンジニアでもあったアンドレ・ド・コルタンツが関与し、4輪自動車の考え方をも取り入れ、先進的なオートバイのデザインがなされました。
・フロント:テレスコピック(伸び縮みする望遠鏡みたいな形)を使用。
・リア:両持ち式のスイングアームを使う。
(元々重い金属の塊であるエンジンそのものを骨組みの格とすることで軽量化が可能と考える)
・フロント:4輪車で使うようなダブルウィッシュボーンにステアリング機構を付けたような形を採用。
(テレスコピックとは違い、サスペンションの可動によるホイールベースやアライメントの変動を小さくすることを狙ったものを思われる)
・リア:方持ち式のスイングアームを使う。
(特許機構:後にHONDA車に採用され、耐久レースでの素早いタイヤ交換は見ものだった。さらに市販車にまでフィードバックされ、街でさえ見かけることが出来るようになりました。)
ロン・ハスラムは開発手腕を買われて、先進的なマシン開発、エルフプロジェクトの開発ライダーとして活躍しました。
エルフ3やエルフ4、エルフ5
黒地に赤と青のカラーリングのマシーンがカッコよかったですね。
ロン・ハスラムの主なレース歴
スズキ時代
ホンダ時代
ロスマンズ・ホンダ時代にはNS500やNSR500に乗っています。
ホンダエンジンのエルフプロジェクト時代
エルフ3やエルフ4、エルフ5
1987年などは開発が遅れてNSR500そのものに乗っていたタイミングもあります。
このあたりから、エンジンそのもののパワーユニット専業化と軽量化が進むことで、エンジンそのものを車体の骨格、フレーム代わりに使うことが困難になったと言われています。
また、HONDAのエンジン開発を待ってからでしか、車体設計が進まないこと、実際に作ってからも、整備性に問題がある(エンジンをバラしたくても、外して降ろすだけで大変ですよね・・・)ことなどで、苦戦を強いられます。
ケビン・シュワンツのセカンドライダー、ペプシ・スズキ時代
RGV500Γでしたが、シュワンツとはあまり馬が合っているようには見えませんでした。
カジバ、ノートン、ROCヤマハ時代
ロン・ハスラムの横顔
ロン・ハスラム選手はもみあげがやたらに濃くて、眉毛がつながっていてみたいなかなり濃いお顔でした。
系統的には輪郭がシュッとしていて、私は勝手にスタートレックに出てくる堅物の異星人ミスター・スポックに似ているななどと思っていました。
ちなみに、息子さんのレオン・ハスラムさんもオートバイのレーサーで、スパーバイク世界選手権ライダーになりました。
マカオグランプリでは藤原儀彦選手らとエントリーし、優勝をさらっていました。
そのレースの際、路地裏から飛び出してきた猫を避けるんですよね。
やはり只者じゃないです。
【1987年 マカオGP ロン・ハスラム】突然飛び出した犬を避けるハスラム!危な〜い!∑(゚Д゚)マシンはelf4!RH1988年2月号より pic.twitter.com/Iu8hN4XnX5
— バイクレースはドラマより面白い! ! (@osamufujita3) June 2, 2020
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