伊藤真一(いとうしんいち)まるでマンガの中のヒーロー!シンデレラボーイ!

#6 Shinichi Ito HONDA NSR500 in Suzuka

まるでマンガ「バリバリ伝説」の如く現れたシンデレラボーイ

伊藤 真一(いとう しんいち)選手は宮城県出身のレーシングライダーです。

SEED HONDA NSR500 Shin1 Ito

1985年 菅生選手権のF3クラス チャンピオンではあるものの、1987年にジュニア250ccクラスにいた青年は、優勝か転倒かという派手な走りでHRCの目にとまり、翌年の国際A級昇格と同時にホンダワークス入り。まさかの最高峰クラス全日本ロードレース選手権500ccクラスへ全戦エントリー。しかも、コンタクトレンズ、SEEDがメインスポンサーにつくなど、至れり尽くせりのとんでもない待遇で国際A級全日本デビューをしました。

「シンデレラボーイ出現!」

確かに、長身イケメン、少し甘めのマスクは人気の原動力となり、黒と銀色を基調にしたレーシングスーツの背中には伊藤真一の名前をもじって「Shin1」の文字。どう見てもマンガとしか思えない、「どうした!?ホンダ!?気でも狂ったか???」と、レース界を騒がせました。

ウィロースプリングスでのシーズン前テスト

シーズン開幕前のテストで、まともにタイムを出してきて、びっくりしましたよね。

八代選手とか、先輩ライダー達がいる中で、早速頭角を表します。


これは、マンガじゃないのかも。ホンダの、HRCの目は狂っていなかったのかも・・と、思いゾッとしました。

シーズンイン、500乗りのイトシン開花!

春の鈴鹿サーキット。

#40 NSR500 Ito vs #26 YZR500 Fujiwara

伊藤選手、初レース、BIG 2&4 途中転倒してしまうものの、レースの実戦で早速、速さを見せつけます。
続く世界選手権の世界グランプリ第1戦 鈴鹿ラウンドでも上位走行中に転倒。

しかし結局このシーズン、全日本ランキング2位と、全日本選手権V2チャンプ藤原儀彦(ふじわら のりひこ)選手に次ぐランキングを手中に収めます。

ライバルとの闘い、全日本選手権

当面のライバルは藤原儀彦。

1888年、1989年と後塵を拝し、共にGP500ccクラス ランキング2位。

1990年、ペンタックスホンダレーシングチーム。

#6 PENTAX HONDA NSR500 Shin1 Ito

調子の上がらない全日本3年連続チャンピオンの藤原儀彦選手と、いよいよ真剣勝負。
伊藤選手自身も怪我をして、苦しい思いをしながらの闘い。

しかしそれを制して、念願の全日本チャンピオンになります。


 

世界選手権への参戦

#6 Shinichi Ito Rothmans HONDA NSR500

全日本500ccクラスの連覇を外人選手(1991年ケビン・マギー、1992年ダリル・ビューティー)に阻まれた伊藤選手でしたが、1993年から世界選手権への参戦の機会を得ます。

ホンダの看板を背負ったまま、NSR500での参戦。

#6 Shinichi Ito HONDA NSR500 Suzuka

鈴鹿ではシュワンツやレイニーに引けを取らない走りを見せつけましたね。

1993年 WGP500 ランキング7位(ロスマンズホンダ)
1994年 WGP500 ランキング7位(HRC)
1995年 WGP500 ランキング5位(レプソル・ホンダ)
1996年 WGP500 ランキング12位(レプソル・ホンダ、NSR500V)
 
※フル参戦はここまでで、以降スポット参戦。

#7 Shinichi Ito HONDA NSR500

フルエントリー3年でランキング5位まで来て、翌年に預けられたマシンがNSR500V。

#41 Shinichi Ito HONDA NSR500V(1996)

慣れ親しんだ4気筒マシンから、2気筒の市販展開ベースモデルへのマシンチャンジは伊藤選手には厳しかったのでしょうか、ランキングが12位まで落ち込んでしまします。せめてあと1年、4気筒マシンのNSR500に乗る伊藤選手を見たかったです。

ゼッケン#41の謎

今でこそ固定番号を指定する選手が増えましたが、昔はそれほど多くはありませんでした。

基本的には、「前年度のランキング順位=ゼッケンナンバー」がルールです。

そうなると前年度ランキング5位の伊藤選手、この1996年には#5番を付けられるハズでした。

なのになぜに#41番??

これには理由がありました。

「これは、今シーズンからパーソナルスポンサーとしてサポートしてもらっているITJ(日本国際通信株式会社)との関係でゼッケン41なんですよ。みなさんもご存知だと思いますが、0041でおなじみの国際電話サービスを行っている会社です。この0041のロゴはツナギの背中と肩に入っています。」
 
伊藤 真一 (ライディングスポーツ1996年7月号より)

全日本選手権に復帰

#1 Shinichi Ito HONDA

全日本復帰後もトップライダーで第一線で活躍し続けるのが伊藤選手の凄いところです。
しかも、2ストロークも4ストロークでも速い。

1997年 全日本SB ランキング5位
1998年 全日本SB チャンピオン
1999年 全日本SB ランキング4位
2000年 全日本SB ランキング4位
2003年 全日本JSB1000 ランキング11位
2004年 全日本JSB1000 ランキング4位
2005年 全日本JSB1000 チャンピオン
2006年 全日本JSB1000 チャンピオン
2007年 全日本選手権JSB1000 ランキング18位
2008年 全日本選手権JSB1000 ランキング7位
2009年 全日本選手権JSB1000 ランキング7位
2010年 全日本選手権JSB1000 ランキング5位

8耐の申し子!?

伊藤選手は、鈴鹿8時間耐久オートバイレースの顔です。

#38 Shinichi Ito Suzuka 8h Race (1988)
カウントしてみたら22戦に出場!?

デビュー以来40歳を過ぎても、現役であり、しかもトップライダーであり続けているというバケモノです。

世界では、バレンティーノ・ロッシ選手というバケモノがいますが、日本には伊藤真一選手が居ます。

1988年 7位 (田口益充、SEEDレーシングチーム・ホンダ、RVF750)
1991年 7位 (ダリル・ビーティー、ペンタックス・ホンダRT、RVF750)
1992年 DNF (辻本聡、チームHRC、RVF750)
1994年 3位 (武石伸也、am/pmホンダ、RVF/RC45)
1995年 2位 (辻本聡、チームHRC、RVF/RC45)
1996年 11位 (辻本聡、TRFホンダ、RVF/RC45)
1997年 優勝 (宇川徹、ホリプロ・ホンダwith HART、RVF/RC45)
1998年 優勝 (宇川徹、ラッキーストライク・ホンダ、RVF/RC45 、PP)
1999年 DNF (宇川徹、ラッキーストライク・ホンダ、RVF/RC45、PP)
2000年 8位 (鎌田学、チーム・キャビン・ホンダ、VTR1000SPW)
2003年 3位 (辻村猛、F.C.C. TSR ZIP-FM Racing Team、CBR954RR、PP)
2004年 DNF (辻村猛、F.C.C. TSR ZIP-FM Racing Team、CBR1000RR、PP)
2005年 14位 (辻村猛、F.C.C. TSR ZIP-FM Racing Team、CBR1000RR、PP)
2006年 優勝 (辻村猛、F.C.C. TSR ZIP-FM Racing Team、CBR1000RR、PP)
2007年 3位 (手島雄介、F.C.C. TSR ZIP-FM Racing Team、CBR1000RR)
2008年 DNF (辻村猛、F.C.C. TSR Honda、CBR1000RR、PP)
2009年 9位 (秋吉耕佑、F.C.C. TSR Honda、CBR1000RR、PP)
2010年 2位 (玉田誠、ケーヒン・コハラ・レーシングチーム、CBR1000RR)
2011年 優勝 (秋吉耕佑/清成龍一、F.C.C. TSR Honda、CBR1000RR)
2013年 7位 (山口辰也/渡辺一馬、TOHO Racing with MORIWAKI、CBR1000RR)
2014年 35位 (渡辺一馬/長島哲太、au&Teluru・Kohara RT、CBR1000RR)
2017年 42位 (ダミアン・カドリン/グレッグ・ブラック、Team SuP Dream Honda、CBR1000RR)
 
※DNFは途中リタイア
※PPはポールポジション

SUZUKA 8HOURS ENDURANCE RACE

優勝回数4回(しかも日本人チーム)

#33 Shinichi Ito HONDA RVF

ポールポジション8回もエグすぎます。


この年もすごい走りです。

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