【全日本ロードレース選手権】歴代チャンピオンズリスト(1990年代編)

#1 Okada vs #4 Harada All Japan (1992)

オートバイレースの国内最高峰、【全日本ロードレース選手権】1990年代編

今回は1990年代をご紹介します!
空前のバイクブームを巻き起こした1980年代を受けて、環境整備が整ってきました。そんな中、いったいどんな選手たちが活躍していたのでしょう?
 

全日本チャンピオンの譜系

 
1990年代は、世間のバイクブームの中で育ったたくさんのミニバイクレース出身者たちが、次々に国際A級にランクアップしてきました。さらには、全日本ロードレース選手権へのエントリーにとどまらず、次々に表彰台へと駆け上がっていきます!
果たして、頂点に登り詰めた選手はいったい誰だったのでしょうか?

各クラス、各年度の全日本チャンピオン!
国内最速ライダーたちを御覧ください。
 

国際A級 125ccクラス

 
1990年 坂田 和人(さかた かずと:ホンダRS125)
 
1991年 小野真央(ホンダRS125)
 
1992年 斉藤明(ホンダRS125)
 
1993年 加藤義昌(ヤマハTZ125)
 
1994年 宮坂賢(ホンダRS125)
 
1995年 宇井陽一(うい よういち:ヤマハTZ125)
 
1996年 東雅雄(あずま まさお:ホンダRS125)
 
1997年 秋田貴志(ヤマハTZ125)
 
1998年 仲城英幸(なかじょう ひでゆき:ホンダRS125)
 
1999年 仲城英幸(なかじょう ひでゆき:ホンダRS125)
 
坂田和人選手は、後に世界グランプリに舞台を移して、WGP125ccクラスの日本人チャンピオンにも輝くライダーです。また、その坂田選手に限らず、宇井陽一選手や東雅雄選手も、同じく世界グランプリで大活躍しました。

国際A級 フォーミュラ3(TT-F3)クラス

 
市販車改造のTT-F3クラス。
4ストロークエンジンなら400cc以下、あるいは2ストロークなら250cc以下。両エンジン型式混走のクラスでした。
 
1990年 鶴田竜二(つるたりゅうじ:カワサキZXR400R)
 
1991年 高橋勝義(ヤマハFZR400RR)
 
※この年を最後にTT-F3クラスは幕を閉じ、1992年から市販車改造クラスとしては4ストローク750ccのTT-F1のみが残ることになりました。
 
1990年!ついに鶴田選手がKawasakiのマシンでチャンピオンに輝きました!ライムグリーンのマシンがかっこよかったですね。
 

国際A級 フォーミュラ1(TT-F1)クラス

F3と並び、市販車改造のTT-F1クラス。
4ストロークエンジンなら750cc以下、あるいは2ストロークなら500cc以下と、TT-F3よりも、より大きいバイクを使用するカテゴリーでした。初代チャンピオンはモリワキの八代俊二選手(後の世界グランプリライダー)
 
1990年 岩橋健一郎(いわはしけんいちろう:ホンダRVF)
 
1991年 宮崎祥司(みやざきしょうじ:ホンダRVF)
※1988年にも同クラスで全日本チャンピオンを獲得しています
 
1992年 塚本昭一(つかもとしょういち:カワサキZXR-7)
 
1993年 北川圭一(きたがわけいいち:カワサキZXR-7)
 
ついに、無敵と思われたHONDA RVF勢をKawasaki ZXR-7が撃破!TT-F3クラスに引き続きTT-F1でも強いKawasakiを見ることが出来ました。
 
※この年を最後にTT-F3クラスに続き、TT-F1クラスも終了。翌年にスーパーバイククラスが新設され、TT-F1とGP500ccクラスの主力選手たちが、同じクラスで速さを競い合う形になりました。
 

国際A級 250ccクラス

 
1990年 岡田忠之(おかだ ただゆき:ホンダNSR250)
 
1991年 岡田忠之(おかだ ただゆき:ホンダNSR250)
※岡田選手は1989年から3年連続の同クラス全日本チャンピオンです。
 
1992年 原田 哲也(はらだ てつや:ヤマハTZM250)
※岡田選手との一騎打ちを制してチャンピオン。
翌年から揃って世界グランプリへ挑戦となりました。
 
1993年 宇川徹(うかわ とおる:ホンダNSR250)
 
1994年 宇川徹(うかわ とおる:ホンダNSR250)
 
1995年 沼田憲保(ぬまた のりやす:スズキRGV-Γ250)
 
1996年 沼田憲保(ぬまた のりやす:スズキRGV-Γ250)
 
1997年 加藤大治郎(かとう だいじろう:ホンダNSR250)
 
1998年 中野真矢(なかの しんや:ヤマハYZR250)
 
1999年 松戸直樹(まつど なおき:ヤマハYZR250)
 
この顔ぶれ。岡田忠之選手、原田哲也選手、加藤大治郎選手、中野真矢選手と、後の世界グランプリで大活躍するトップライダーたちが居ます。メーカーも3メーカーが入り乱れ、このクラスで戦うこと自体が、大変過酷だったことが伺われます。

国際A級 500ccクラス

 
2ストロークエンジンの500cc以下4気筒以下の化け物クラスです。
現在のMotoGP(現時点では4スト1000cc)とは同じ土俵にいませんのでご注意ください。
 
1990年 伊藤真一(いとう しんいち:ホンダNSR500)
※シンデレラボーイが、ついに全日本最高峰クラスのチャンピオンに輝きました。
 
1991年 ピーター・ゴダード(ヤマハYZR500)
 
1992年 ダリル・ビューティー(ホンダNSR500)
 
1993年 阿部典史(あべ のりふみ:ホンダNSR500)
※ノリック登場!GP500デビューシーズンでいきなりのチャンピオン獲得でした!
 
外国の有力選手たちが参戦。チャンピオンを持っていかれてしまいました。
※国際A級500ccクラスはこの年が最期。TT-F1クラスと統合されるようにして、新設のスーパーバイククラスへと引き継がれていきます。

国際A級 スーパーバイククラス

 
1994年 吉川和多留(よしかわ わたる:ヤマハYZF750SP)
※記念すべき初代チャンピオンは吉川選手。
 
1995年 青木拓磨(あおき たくま:ホンダRVF/RC45)
 
1996年 青木拓磨(あおき たくま:ホンダRVF/RC45)
 
1997年 芳賀紀行(はが のりゆき:ヤマハYZF)
 
1998年 伊藤真一(いとう しんいち:ホンダRVF/RC45)
※伊藤選手が世界グランプリから戻って来ました。
 
1999年 吉川和多留(よしかわ わたる:ヤマハYZF-R7)
 
強い選手が勝つ。世界ランカーの実力者が揃っています。
青木拓磨選手は青木三兄弟の次男。この選手の強さは手がつけられない印象でした。
 

1990年代の総括

 
この年代の顔ぶれを見ると、後の世界グランプリやスーパーバイク世界選手権などのトップランカーたちが大勢居ます。日本人の選手たちの層も厚くなり、世界を相手に真っ向勝負出来るようになった時期といえるかもしれません。

この記事は2020年に書いていますが、今はもう、このチャンピオンライダーの子どもたちが活躍する時代に突入しています。とても楽しみで仕方がありません。

願わくば、もう少し、ロードレース界そのものの環境が良い方向に戻ってくれればなぁと思っています。

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